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【第9回スミダ学園】「薬」と「リハビリ」の関係を考える

  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

― スタチン薬を題材に ―

4月30日にスミダ薬局入谷店にて開催された【第9回スミダ学園】にて、きょう訪問看護ステーション浅草理学療法士の吉田が講師として参加しました


オフィスの会議室で4人の男性がテーブルを囲み、プレゼンテーションを見ている。画面には日本語のグラフとテキストが表示。静かな集中した雰囲気。


「なんとなくだるい」は、年齢だけが原因ではないかもしれません


リハビリを行う中で、「なんとなくだるそう」「以前より動きが重そう」と感じる場面があります。

もちろん加齢や筋力低下が原因の場合もありますが、実は“薬の影響”が関係していることもあります。

今回の研修では、代表例として「スタチン」という薬を題材に、薬剤師と理学療法士がどのような視点で利用者さんを見ているのかを共有しました。



スタチン薬と筋肉の関係


薬のブリスターパックとクリップボード、植物の本とノートが机に置かれ、緑の葉とガラスのコップが爽やかさを演出。

スタチンは、コレステロールを下げるためによく使われる薬です。

一部では、筋肉のエネルギー産生に関わる“ミトコンドリア”へ影響を与えることがあります。

その結果、ATP(筋肉を動かすためのエネルギー)が十分につくられず、

✔︎筋肉のだるさ

✔︎疲労感

✔︎動きにくさ

につながる可能性があります。



「年齢のせいかな」で終わらせない


私たちは、

✔︎薬の変更後に疲れやすくなっていないか

✔︎立ち上がりが遅くなっていないか

✔︎歩行速度が落ちていないか

といった変化を細かく観察しています。

実際の現場では、「Borg Scale(ボルグスケール)」という主観的な疲労感の評価や、立ち上がり・歩行速度などの身体機能評価(SPPBなど)を用いて確認しています。



「エビデンス」だけでは足りない


研修の中では、もう一つ大切な話がありました。

学会や論文では、「100m歩けるようになった」という結果が、“改善”として示されることがあります。

しかし実際の生活では、

「家からスーパーまで150mあるなら、100m歩けても生活はまだ困るかもしれない。」という現実があります。つまり、“医学的に正しい”だけでなく、その人がどんな生活をしていて、何に困っているのかを見ることが大切です。

私たちは、数字やデータだけではなく、利用者さん一人ひとりの「生活」を見ながら、必要なリハビリを考えています。



【第9回スミダ学園】勉強会の様子


会議室で、数人が円形に座って議論中。背景にホワイトボードとテレビがあり、スクリーンにはプレゼン資料。和やかな雰囲気。

4月30日、スミダ薬局入谷店にて開催された【第9回スミダ学園】では、薬剤師・理学療法士それぞれの視点から、「薬」と「生活」と「リハビリ」の関係について意見交換を行いました。

地域の多職種と連携しながら学びを深めることで、より良い支援につなげていきたいと考えています。

※勉強会の様子は、掲載許可をいただいた上で写真を掲載しております。



利用者さんの「生活」を見るリハビリを


きょう訪問看護ステーションでは、医療だけでなく、その人らしい生活を支える視点を大切にしています。

薬・身体機能・生活背景まで含めて考えながら、利用者さん一人ひとりに合った支援を行っています。

ご相談やお問い合わせは、お気軽にご連絡ください。



 
 
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