「訪問リハのしごととは?——理学療法士・吉田さんが語る働き方とやりがい」
- 翔汰 児玉
- 2025年12月7日
- 読了時間: 3分

――これまでのご経歴を教えてください。
吉田:総合病院で約10年、大学病院で6年ほど勤務してきました。整形外科から心臓・呼吸器まで幅広く経験しましたが、「どんな疾患でも、その人の“生活”を見たい」という気持ちが強かったですね。心臓リハビリや呼吸療法士、運動器認定理学療法士など、必要な知識は現場で学びながら資格を取りました。
――訪問リハビリに転向したきっかけは?
吉田:同僚の伊藤に声をかけてもらったのが最初です。もう一つは、病院勤務の中で「退院後の生活を支えたい」という思いが強くなったこと。急性期の患者さんって、だいたい2週間くらいで退院してしまうんです。その先の生活にどう関わっていけるか、ずっと気になっていました。
――立ち上げメンバーとしての参加、プレッシャーはありませんでしたか?
吉田:周りからは「訪問未経験で大丈夫?」なんて言われましたけど、正直ワクワクの方が大きかったです。理念づくりから関われるって貴重ですし、専門性の高い訪問リハビリを自分たちで作っていけるのはやりがいですね。
――訪問リハで特に意識していることは?
吉田:一番は「悪化させないこと」。病院のようにレントゲンも心電図もないので、むくみや呼吸の音、ちょっとした表情の変化を丁寧に見ています。あと、在宅のいいところは“実際の生活動作を一緒に確認できる”こと。洗濯や入浴、買い物など、リアルな生活の中で安全に動けるようサポートしています。
――印象に残るケースはありますか?
吉田:がん末期の利用者さんで、「家族と外で写真を撮りたい」という方がいました。関節の動きを保ち、車椅子を調整して外出を実現。ご家族から「最後に笑顔で過ごせた」と言っていただけて、本当にうれしかったです。訪問リハだからこそできる関わりだと思いますね。
――学会発表もされたとか。
吉田:「在宅での歩行中心の心臓リハビリ」をテーマに発表しました。ガイドラインでは訪問リハがほとんど触れられていなかったんですが、実際には歩行訓練だけでもしっかり成果が出た。訪問でも“エビデンスあるリハビリ”ができると証明したかったんです。
――今後の目標を教えてください。
吉田:自分のスキルを高めるのはもちろん、同じ想いを持つ仲間を増やしたいです。利用者さんの生活に本気で寄り添える理学療法士や作業療法士と、一緒に地域を良くしていけたら最高ですね。
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