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台東区・浅草で心不全の訪問リハビリは受けられる?多職種連携で再入院を防ぐために

  • 16 時間前
  • 読了時間: 9分
青い柄シャツの背中を、手袋をした手で支える人。室内の医療・介護の場面のようで、緊張感がある。

心不全と聞くと、「できるだけ安静にしていた方がいいのでは」と感じる方も少なくありません。

たしかに、体調が不安定な時期に無理をすることは避ける必要があります。

けれど一方で、必要以上に動かない状態が続くと、筋力や体力が落ち、トイレ・入浴・買い物・階段昇降といった日常生活そのものが大きな負担になってしまうことがあります。

結論として、心不全のある方でも、状態を確認しながら在宅で訪問リハビリを行うことは可能です。

大切なのは、自己判断だけで「どれくらい動いてよいか」を決めないことです。

訪問リハビリでは、心拍数、息切れ、むくみ、体重変化、疲労感、表情や会話の変化などを確認しながら、その方に合った活動量を一緒に調整していきます。

きょう訪問看護リハビリステーション浅草では、台東区・浅草エリアで訪問看護・訪問リハビリを行い、心不全のある方の在宅生活も多職種で支えています。



2026年6月18日、多職種勉強会で講義しました


2026年6月18日、地域の多職種勉強会でお声がけいただき、弊社スタッフの理学療法士・吉田が講義を行いました。

講義テーマは、「心不全パンデミックの荒波を乗り越える多職種チーム術」です。

病院と在宅の「ズレ」を埋め、再入院を防ぐための具体的なアプローチについて、理学療法士の視点からお話ししました。

心不全のある方が退院後にご自宅で生活を続けていくためには、病院での状態だけでなく、在宅での生活環境や日常動作を見ていくことが大切です。

病院では、段差の少ない環境、医療機器による管理、決められた時間のリハビリなど、比較的コントロールされた状況で過ごします。

一方で、ご自宅に戻ると、階段、狭い動線、家事、夜間のトイレ移動、買い物、入浴など、生活そのものが心臓にとって負荷になる場面が増えます。

講義では、こうした在宅ならではの現実を踏まえながら、「在宅での運動療法の実際」と「多職種で関わる重要性」を共有しました。



心不全のある方が退院後に不安を感じやすいこと


退院後、ご本人やご家族からは次のような不安を伺うことがあります。

✔︎ どのくらい歩いてよいのか分からない

✔︎ 息切れがあるとき、休むべきか動いてよいのか迷う

✔︎ 体重が増えたときにどう判断すればよいか不安

✔︎ むくみが出ている気がする

✔︎ トイレや入浴、階段で疲れやすい

✔︎ 家事をどこまでしてよいか分からない

✔︎ 再入院にならないか心配

✔︎ 家族として、どこを見守ればよいか分からない

実際の訪問現場でも、「病院では歩けていたのに、家に帰ったら思ったより疲れる」という声を聞くことがあります。

これは、単に体力が落ちているからだけではありません。

ご自宅では、病院にはなかった生活動作が続きます。

たとえば、短い距離の移動、立ち上がり、方向転換、物を持つ、階段を上がる、浴室に入る、夜間にトイレへ行くなどです。

こうした一つひとつの動きが、心臓にとっては負荷になります。

だからこそ、在宅での心不全リハビリでは、筋力トレーニングだけでなく、生活全体の負担を見直す視点が欠かせません。



訪問リハビリでは心不全の方に何をする?


室内でマスクをした若い男性が、車椅子か歩行器のそばで高齢者の手を支えながらかがんでいる。背景に扇風機が見える。

心不全のある方への訪問リハビリでは、いきなり運動量を増やすのではなく、まず「安全に動ける状態か」を確認します。



1. 体調の確認


訪問時には、体調や生活状況を伺いながら、必要に応じて次のような点を確認します。

✔︎ 体重の急な増加がないか

✔︎ 下肢や体幹のむくみが強くなっていないか

✔︎ 息切れや疲労感がいつもより強くないか

✔︎ 安静時の心拍数や血圧に大きな変化がないか

✔︎ 夜間の咳込みや食欲低下がないか

✔︎ 動作中に顔色や会話の様子が変わらないか

数値だけでなく、現場で見える小さなサインも大切にします。

たとえば、「今日は会話の途中で息が上がりやすい」「立ち上がりのあとに表情が硬い」「いつもより休憩が増えている」といった変化です。

こうした変化も、在宅では大切な判断材料になります。



2. 活動量の調整


心不全の在宅リハビリで大切なのは、安静にしすぎることでも、頑張りすぎることでもありません。

目指すのは、その方にとって適切な負荷を続けることです。

同じ「歩く」でも、距離、速度、休憩の入れ方、時間帯、歩く場所、荷物の有無、階段や段差の有無によって負担は変わります。

家の中での移動、玄関までの歩行、近所への外出など、生活に必要な動作を確認しながら、少しずつ安全な範囲を見つけていきます。



3. 生活動作の工夫


心不全の方にとって、家事や生活動作は「隠れた全力疾走」になることがあります。

たとえば、洗濯物を干す、掃除機をかける、買い物袋を持って階段を上がる、浴室で立ったまま動く、夜間に急いでトイレへ行くといった動作です。

一見すると日常的な動きでも、息を止めて力んだり、腕を高く上げ続けたり、休憩なしで続けたりすると、心臓への負担が大きくなることがあります。

訪問リハビリでは、次のような工夫を一緒に考えます。

✔︎ 動線を短くする

✔︎ よく使う物を取りやすい高さに置く

✔︎ 途中で休憩を入れる

✔︎ 息を止めずに動く

✔︎ 動作を小分けにする

✔︎ 家族やヘルパーと役割分担する

✔︎ トイレや寝室まわりの環境を整える

「運動を増やす」前に、まず生活の中で無駄な負担を減らす。

これも、心不全の方にとって大切なリハビリの一つです。



在宅での運動療法は、どのように安全を確認する?


在宅での運動療法では、病院のように常に検査機器がそばにあるわけではありません。

だからこそ、訪問時の観察やご本人・ご家族からの情報がとても大切になります。



運動前:今日は動いてよい状態か確認する


運動を始める前には、体調の変化を確認します。

たとえば、次のような変化がある場合は、無理に運動を進めません。

✔︎ 急な体重増加がある

✔︎ むくみが悪化している

✔︎ 息切れが増えている

✔︎ 強い疲労感がある

✔︎ いつもと比べて表情や会話の様子が違う

その日の状態によっては、「今日は少し歩く練習をやめて、生活の様子を確認する」「動作練習ではなく、呼吸や姿勢、環境調整を中心にする」といった判断をすることもあります。

その日の状態に合わせて内容を変えられることも、訪問リハビリの大きな特徴です。



運動中:負荷が強すぎないか確認する


運動中は、息切れの程度、心拍数、表情、会話のしやすさ、ふらつき、疲労感、動作後の回復の様子などを見ながら進めます。

特に大切なのは、「少しきついけれど会話はできる」程度なのか、「息が上がって会話が続かない」状態なのか、という違いです。

この違いは、在宅で安全に動くうえで大切な判断材料になります。



運動後:急に止めず、クールダウンする


心不全の方では、動きを急に止めることにも注意が必要です。

運動後は、徐々にペースを落とし、足踏みや深呼吸などを入れながら体を落ち着かせます。

これは単なる整理運動ではなく、血圧低下やふらつきを防ぐための大切な時間です。



多職種で関わることが、なぜ再入院予防につながるのか


心不全の在宅療養では、理学療法士だけで完結する支援には限界があります。

看護師、ケアマネジャー、主治医、薬剤師、ヘルパー、ご家族など、それぞれが違う場面を見ています。

だからこそ、情報をつなげることで、早い段階で変化に気づきやすくなります。

それぞれの職種や立場には、次のような役割があります。

✔︎ 看護師:バイタル、むくみ、服薬状況、体調変化を確認する

✔︎ 理学療法士:動作、活動量、息切れ、運動負荷、生活環境を確認する

✔︎ ケアマネジャー:サービス調整、家族負担、生活全体を把握する

✔︎ ヘルパー:家事や生活場面での疲れやすさに気づく

✔︎ 主治医:治療方針、薬の調整、医療的判断を行う

✔︎ ご家族:日々の小さな変化を把握する

たとえば、午前中にヘルパーが生活負荷を減らし、午後にリハビリ職が安全な活動量を確認し、夕方に看護師が体調やバイタルを確認する。

このような連携ができると、患者さまの「エネルギー収支」を大きく崩さずに生活を支えやすくなります。

講義でもお伝えしたように、心不全リハビリは単なる運動ではなく、生活の最適化です。

ご本人が安心して暮らし続けるためには、多職種が同じ方向を向いて関わることが大切です。



心臓リハビリの視点を持つ理学療法士が在籍


今回講義を担当した吉田は、理学療法士として在宅でのリハビリに関わっています。

また、次の資格を有しており、運動器だけでなく、呼吸・循環の視点も踏まえた支援を大切にしています。

✔︎ 運動器認定理学療法士

✔︎ 三学会合同呼吸療法認定士

✔︎ 心臓リハビリテーション指導士

在宅では、病院と同じような設備があるわけではありません。

その分、生活の中にあるサインを丁寧に見ながら、無理なく続けられるリハビリを考えていきます。



看護とリハビリが生活全体を見て支える


心不全の方では、運動だけでなく、服薬、食事、水分、むくみ、体重、睡眠、家族の介護負担、家の中の動線、日中の活動量など、さまざまな要素が関わります。

訪問看護と訪問リハビリが連携することで、体調の変化と生活動作の変化を合わせて確認しやすくなります。

「最近、歩く距離は変わらないけれど疲れが残りやすい」

「むくみが出てから、トイレまでの移動がつらそう」

こうした変化を共有しながら関わっていきます



皮膚・排泄ケアなど専門的な相談にも対応


きょう訪問看護リハビリステーション浅草には、皮膚・排泄ケア認定看護師が在籍しており、褥瘡やストーマ、皮膚トラブルなどの相談にも対応しています。

また、デブリードマン対応の実績や、退院後のパウチ交換指導にも対応しており、在宅療養に必要な医療的ケアを多面的に支えられる体制があります。

心不全の方でも、活動量の低下やむくみ、栄養状態の変化によって皮膚トラブルが起こることがあります。

看護とリハビリの両面から関わることで、生活全体を見ながら支援しやすくなります。



台東区・浅草で心不全の在宅療養に不安がある方へ


心不全のある方の在宅療養では、「動いてよいのか」「休んだ方がよいのか」の判断に迷う場面が多くあります。

けれど、その不安をご本人やご家族だけで抱え込む必要はありません。

訪問看護や訪問リハビリでは、体調や生活環境を確認しながら、安全に暮らし続けるための方法を一緒に考えます。

きょう訪問看護リハビリステーション浅草では、台東区・浅草エリアで、心不全のある方の在宅生活を看護師・リハビリ職が連携して支援しています。

退院後の生活が不安な方、運動量の調整に迷っている方、再入院を防ぎながら自宅で過ごしたい方は、まずはお気軽にご相談ください。



まとめ


2026年6月18日、きょう訪問看護リハビリステーション浅草の理学療法士・吉田が、多職種勉強会で心不全パンデミックと在宅での運動療法、多職種連携の重要性について講義しました。

心不全の在宅療養では、安静にしすぎても、無理に頑張りすぎても、生活が不安定になりやすくなります。

大切なのは、その方に合った活動量を見極めながら、生活全体の負担を整えていくことです。

訪問看護・訪問リハビリでは、体調確認、運動量の調整、生活動作の工夫、環境調整、ご家族への説明、主治医・ケアマネジャーとの連携などを通じて、ご自宅での生活を支えます。

心不全があっても、安心して在宅生活を続けられるように。

私たちは、病気だけでなく、その方の暮らしを見ながら支援していきます。


きょう訪問看護リハビリステーション浅草では一緒に働いてくれる方を募集しています


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